ディラン文学賞 対訳手掛けた三浦氏「歌詞の深さ考えれば意味ある」
スポニチアネックス 10月15日(土)5時43分配信
ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。12年1月のロサンゼルス公演(AP)
◇ボブ・ディラン ノーベル文学賞受賞
アルバム「インフィデル」と「ダウン・イン・ザ・グルーヴ」の対訳を手掛けた、信州大非常勤講師でフォークシンガーの三浦久氏(70)は、受賞に驚きつつも「歌詞の深さを考えれば、文学賞での受賞は意味のあること」と話した。
ディラン作品の翻訳の難しさは「複雑な比喩的表現にある」と話す。「ABCと歌っていて、実はXYZを表している。一つの表現が受け取る人によって、いく通りにも解釈できる」と指摘。上流階級の女性の転落を歌った「ライク・ア・ローリング・ストーン」について、「多くは“ざまあみろ”と解釈するが、実は権威も学歴もなくなったら“自分はどう生きるのか”というのを問いかけている」とし、全般的に「深い理解力が必要とされる」と解説した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161015-00000003-spnannex-ent
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